ナイジェル・ユーディ

(専門学校教頭)

(GSEチームに何故応募したか。GSEのことはどのようにして知ったのか。あなたの地域ではGSEはどのように推進されているか)

 私の地域ではGSEの宣伝はなかったが、あるロータリアンが3年間にわたってGSEに応募するべきであると勧めてくれていた。家族事情から見て、1997年が海外に行ける最初の機会だった。しかし、ロータリアンから得た知識は不十分なもので、適当なものではなかった。

(応募時に、ロータリー財団、国際ロータリーに関する知識は十分だったか。帰国後、ロータリーに対する理解は変化したか)

 出発したとき、GSEやロータリー財団に対する知識は、殆どゼロだった。それ以来、特にGSEの規模について、多くのことを学んだ。ロータリーに対する私の理解も向上した。それは国際的なロータリーの活動だけでなく、地区内での活動についてもそうである。

(応募と選抜はどのように行われたか)

 応募と選抜は次のように行われた。

1)応募の受理。

2)2人のロータリアンが、私の家で午後9時に面接。

3)ダニーデンでの最終選考。15分間の面接と他の応募者や試験官と一緒の食事。

(団員に選ばれた後、どのような準備をしたか。文化、習慣、地理、気候などについて調べてみたか。この点に関してどんな資料がもっとも役に立ったか)

 この交換に出発する以前に日本語を学ぶプランは持っていたが、実際の学習は、選抜試験の準備中にしたものだけだった。

(オリエンテーションはどうだったか。ミーティングの回数。その時間。どのような話題がでたか)

 正確には記憶していないが、5回ぐらいだったと思う。話の殆どは、何をギフトに持って行くべきか、何をユニフォームとして着るかだった。私の個人的な意見では、この時間はもっと省略できると思う。前年度チームのリーダーから話を聞くことにすれば、今後このような問題は避けることができる。

(ロータリーが資金を出した語学・文化の訓練に参加したならその様子を述べて下さい。そのプログラムの後、ホスト国での生活への準備が向上しましたか。このプログラムはチームの団結、意志疎通に役立ちましたか)

 大阪へ旅行する前に、東京で一週間を過ごした。この時間は特にビギナー向きの語学研修のために設けられたものだった。このプログラムは有用かつ有益であったが、私の学習ペースは他の人より遅かった。その理由は、他のチームメンバーは、ニュージーランドで自分自身で準備を始めていたからである。それでも訓練はきつかったようだ。学習ペースを遅くしたことでチームメイトに済まなかったと思う。

(ホスト国に出発する前に日程のコピーを受け取ったか。研修の前、あるいは研修中に日程の変更はあったか。日程はホスト国の様子を十分にバランス良く網羅していたか)

 日程の小冊子を偶然受け取った。(もっと早く欲しかった)変更はあったが、それは満足の行くものだった。この日程は、社会・経済的にみてアッパークラスだと思う。外国人に良く見せようという思惑があるようだ。

(ホスト国での職業研修は? 帰国後、あなたのキャリアーに及ぼした影響)

 この旅行は、東京での1週間の語学研修と大阪での5週間の国際交流だった。ホスト家庭と6日間を過ごせたのは素晴らしかった。家族のことを知り、関係を結び始めるのに適当な期間である。また、チームメンバーだけで週末の1日をホテルで過ごせた。自分の時間を持ち、リラックスするのに役だった。

 殆どの日に観光や買い物のチャンスがあった。2、3日置きにロータリークラブでスピーチをした。観光は日本の文化と歴史に関するものだった。

 私の職業研修日はこの交換プログラムで一番価値の低いものだった。しかし、他の日はすべて楽しめたし、極めて値打ちがあった。

 帰国後、職場復帰は困難だった。6週間の不在に追いつくことは、私の地位では、強烈なプレシャーとなった。

(ホスト家庭への滞在を、GSE体験の中でどのように位置づけるか)

 今回の交流の中で最も楽しんだのは、5つのホスト家庭と過ごした時間である。(ホスト家庭の一つは、この8月にニュージーランドへやってきた)ホームステイは、日本の文化や生活を、リアルな環境で体験できる唯一の機会である。この旅行のその他の部分は、基本的には日本の特定部分を印象的に見せるものである。

(このGSEの中で最も注目される、あるいは感動的な体験は何か。あなた自身あるいは自国の文化について考えるところはあったか。ホスト国と国民についてはどうか)

 わが国と比べて、別のライフスタイルを持つ文化の中で暮らすだけでも値打ちがある。日本人に対する私の見方は特に成長した。(ニュージーランドにいる日本人について)このことは、ニュージーランドに居住する他の全ての国の人の場合にもにあてはまるかもしれない。自国の文化と異なるものへの、よりよい理解が得られた。

旅行のハイライトは次の通り。

・ゴルフのプレー
・ホテルニューオータニ
・広島訪問
・新幹線乗車
・東京ディズニーランド
・大阪ドームのプロ野球
・大阪城
・海遊館
・ナイトクラブ
・カラオケ
・ボートクルーズ
・ニュージャパンサウナ
・ホスト家庭滞在

(帰国後、研修旅行について、公衆の前で話す機会はあったか。あれば、それはどこで何時か。その印象は?)

 ニュージーランドに帰国後、2つのノン・ロータリー会合と2つのロータリー例会でスピーチした。1週間以内に、もう1回、例会で話する。聴衆の反応はよく、ディスカッションを楽しんだ。

(ロータリーの目的を達成するため、GSEのチーム員としてどのような貢献ができたと思うか)

 私は、自分がロータリーのためばかりでなく、ニュージーランドにとって善い親善大使だったと思う。この交換の間に会った日本人の多くと良好な関係を結んだ自信がある。これを「世界平和」と呼ぼうが、理解を深めると言おうが、それは国と国の関係を向上することの技術的な言い方に過ぎない。