第6150地区チームデブリーフィング(ボブ・アルビー団長よりの電子メール)

1998.5.12

●スケジュールはハードすぎなかったか

 到着後、GSEプログラムに入る前に時差ボケから回復する時間がないと感じた。RIのマニュアルでは到着後24時間の休養が規定されている。フライトが遅れたこと、及び2660地区委員会の熱心さから、スケジュールが早いペースで始まった。スケジュールが早まる可能性があるとチームに心構えを与えられなかったことに対して、私にも責任がある。第1週のスケジュールは素晴らしかったが、かなり忙しかった。他の週は、少しゆっくりだった。いま振り返ってみると、ハードだったけれども、その値打ちはあったと思う。WOW!
 もう一つの問題点は、土曜と日曜にチームの打ち合わせをしたり、疲労回復の時間が失われたことだ。我々のホストはグレートだったが、いろんなものを見せてくれたので、その結果、週末の疲労回復の時間がなくなった。土曜日の夜の過ごし方ををチームに任せるのは良いコンセプトだ。ウイークデーの昼夜は忙しく、またイベントがあるとしても、週末の活動はできるだけ控えるよう、次に来るGSEチームのために全ロータリアンに徹底されることを提言する。

●職業研修について

 チームの誰もが、職業研修は大変興味深かったと言っている。ジェリ、JJそして私はただ見学するだけでなく、座ってお互いの職業について話し合う時間があれば、と感じる時があった。電通は私に対してクライアントに対するようにプレゼンテーションをしてくれた。電通、あなた、伴さんから学ぶところは多かった。JJは博物館の裏話を聞いたりディスカッションしたかったらしいが、自分から積極的に聞きなさいと私が忠告したのは第3週の終わりのことだった。この点については彼女自身の問題であり、私も早く気付けばよかった。

●日本の食事について

 JJとジェリは、帰国前には好きになったようだ。ロス、ケビン、私は日本食が大好きだった。文楽観賞後のチキン料理が素晴らしいとは、みんなが思わなかった。日本の粘りのある米は大好きだ。リトルロックの日本レストランでも似たような米を使っているが、同じではない。私は本当に日本食を楽しんだ。納豆については、ロスだけが好きになった。あなた、GSE委員会、ホストファミリーは、私たちの食事とケアを本当によくやって頂いた。

●ホテル滞在について

 素晴らしい。気分の落ち込んだときやプライバシーの欲しいときには特に必要。

●クラブ訪問数

 ロータリアンである私自身はクラブ訪問がもっと多くてもよかったが、団員たちは1週間に2クラブは良いペースだと思っている。

●ホスト家庭の数

 1週間1ホスト家庭のシステムはグレートだった。ちょっと妥協を感じたのは、ロスと私が同じホスト家庭にお世話になった週だった。夜、ホストファミリーとだけ過ごすのは本当にナイスである。ホストの国と人々を知ることができる。2人のチームメンバーが1つの家庭に滞在すると、団員同士が話し合って、ホストとの接触が希薄になる。また、付け加えるなら2人1家庭の場合、団長と団員の組合せよりは、団員2名の方がよいと思う。

●プログラムの改善点は?

 この点については回答する前にずいぶん考えた。旅行は本当に素晴らしかった。私の一生の中で最も記憶に残るものの一つとなるだろう。この旅行で自分が変わったと思うし、そう考えることが気に入っている。その変化は、あなたがた日本人から学んだことがもたらした。一つ提案はあるが、全体の計画そのものからみれば、些細なものだ。それは、訪問先での(ミーティングに入るまでの)プロセスをチームに知らせて欲しいということである。ある時は、一室に招じられ、フレッシュアップして面会したが、別の時は直ちにミーティングに入った(おそらくは、時間の関係で)。暑い日のさなか、階段を4階上って予告なしに一室に入ったことがある。席につきながら、いいわけを言ってネクタイをつけ、バナーやギフトを探した。
 しかし、私はこの旅行のことを決して忘れない。我々側の関係者全員にとっては大成功であった。ロータリーの友達は「たとえ旅行の終わりに団員の憎しみを買うことになっても、団長の務めをやり終えろ」と言った。それが当てはまるかどうか、わからない。もっとうまくやれたかも知れない。いずれにしろ、リーダーとして責任のあるのは私だ。あなたがたは、グレートだった! 桜の咲く時期に来れてファンタスティックだった。WOW!

●アーカンソーチームの報告書

 必ず、お届けします。


前に戻る