第6150地区チーム送別会でのGSE研修内容報告

国際ロータリー第2660地区研究グループ交換委員会(1997/1998年度)
委員長 松岡茂雄(1998年4月18日、ホテルニューオータニ)

 GSEの日程は、委員長の私が言うのも変ですが、まことによくできておりまして、もしもこれらの研修で、彼らについてまわりますと、日本人の私たちでさえ、いままで知らなかったことを体験致します。

 これから、彼らアーカンソーチームの面々から、大阪及び日本の印象を訊いてみたいと思いますが、その前に、彼らの日程がどのようなものだったか、簡単にお話したいと思います。

 まず第1週は、大阪という町の概略を把握する週にしました。近鉄を訪問して日本及び関西の交通インフラについてレクチャーを受け、また近鉄グループについてのプレゼンテーションを受けています。大阪の特色である地下街については、大阪市の第3セクターである長堀開発の社長さんから、大阪の地下街全般とクリスタ長堀の計画と経営について詳しい説明を頂戴しています。

 また、大阪の新名所、海遊館と大観覧車を訪問。海遊館では広報室長の多田さんからベイエリアの総合開発と海遊館そのものについての、詳しい説明を頂戴しました。

 大阪市役所では磯村市長を表敬訪問。オリンピックについて「よいしょ」をした後、大阪城に行き、前田館長のご案内で天守閣内の展示についても詳しくお話を聞いております。

 その他、中之島の川巡り、鳥飼の新幹線列車基地訪問などを、各ロータリークラブのご手配で行っております。

 第2週目は八尾地区と淀川左岸の比較的ゆっくりとした日程の中に、サンヨー、松下という大阪のハイテク研究所訪問、東大寺・薬師寺の奈良訪問がありました。奈良では山中パストガバナーのご手配で、大仏さんの膝にまで登っております。

 第3週は、北摂地区と淀川右岸の担当で、池田のダイハツ訪問、京都で金閣寺他の見学。私もまだ行ってない、出来立てほやほやの明石海峡大橋、アサヒビール吹田工場訪問などを行っています。また世界初の量産ハイブリッド車プリウスのテストドライブも楽しみました。

 第4週つまり今週のハイライトは、道具屋筋、広島行き、女子短大で学生との懇談。大阪市大付属病院の見学などでした。

 これらの一般研修以外に職業研修があり、団長は電通で2日間の研修を受け、その他ヤラカス館、毎日放送テレビのニュースルーム、商業写真のエリモスタジオを見学しております。アーカンソー大学医学部のPRディレクターのジェリは、大阪大学保健医学部、関西医科大学、大阪医療技術学園と本人の特に希望したテレビのニュースルームを訪問。写真家のロスは個人写真館、帝国ホテル大阪の写場、ミノルタカメラ、毎日新聞の編集室と印刷工場を訪問。JJは大阪市立博物館、京都西陣会館、国立民族学博物館、橿原考古学研究所。ケビンは東京三菱銀行、日本生命、アメリカンファミリー生命、大阪証券取引所、東京海上、富士火災で研修を受けることができました。

 職業研修を企画して、大阪のロータリーは本当にすごいと思いました。ロータリーはもともと専門職業人の集いですが、どんな方がこられてもそれに即応した研修プログラムが組め、立派な研修ができるのが大阪です。

 ロータリークラブの例会には全員ではで8つのクラブを訪問、それぞれ暖かい歓迎を受けています。そのほか団員が単独で訪問にしたクラブもあります。

 以上がアーカンソーチームの行動の概要ですが、ここで団員に、大阪及び日本の印象などを語ってもらいましょう。

(団員のスピーチ)

 ありがとうございました。国際ロータリーの大きな理想である「国際的な相互理解を通じて世界平和に貢献」することが、この研究グループ交換の真価です。


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