お別れスピーチと769地区からの手紙

お別れ晩餐会での団長スピーチ

(3月29日)

松岡茂雄

 とうとう、私たちの出発のときが来ました。私たちの誰もが病気にならす、またホームシックにもかからなかったのはラッキーでしだ。次の日曜日はイースターですね。このウインストン・セーラムでは、この日は特別な日だと聞いています。夜明けの礼拝が行われる日です。このシーズンには、みなさん通常はヴァケイションで南の方にいらっしやったり、イースターを楽しんだりなさいます。私たちも、もう一週間ご当地にとどまれたら、と思います。一週間すれば、ダグウッドやアゼリアが満開になります。この州の最も美しいときに違いありません。

 私たちは、出発したくありません。しかし、そうしなけれぱ、なりません。いま、私がここで言えることは、ただ、地区ガバナー、GSE委員会のみなさん、ホストファミリー、ゾーンコーディネーター、ピートさんのようなヴァン運転のボランティア、多くの場所で私たちをご案内いただいた方々、そして全てのロータリアンヘの深い感謝の思いだけであります。あなたがたは、その貴重な時間を私たちに割いて下さいました。その恩恵をまことに有り難く思う次第です。

 そうです。私たちは、ノースカロライナ滞在を本当に楽しみました。我々GSEチームの全員がすばらしい時を過ごしたものと、私ほ確信いたします。これは私たちにとって、一生一度の体験となることでしょう。ロータリー抜きでほ、こんなに多くの方と、お近づきになれませんでした。ロータリー抜きでは、こんなに多くのことを学ぺませんでした。「ロータリ一は、本当に偉大な組織だ」と、ただ申し上げたいと思います。私は、私たちのノースカロライナ訪問が、日本とアメリカ両国民の相互理解に役立つことを希望いたします。そして、相互理解こそ、この限られた大切な惑星である地球上の、人類に平和と幸せをもたらすキーワードにほかありません。いま、私は、お別れが辛くて泣きだしたい気持ちです。また、お会いしましょう。来年、大阪であなたがたのGSEチームをお迎えすることを、待ち望んでいます。最上級の大阪のホスピタリティで。

 ありがとうございました。そして、サョナラ。

団員のみなさんへ

(第769地区GSE小委員会)ジョセフ・W・ゴースロップ

1991年4月5日

 この手紙は、あなたがたを当地区へお迎えして、どれだけ私たちも楽しんだかを取り急ぎお知らせするため、みなさんに同時にお送りしています。

 あなたがたは本当に驚嘆すべきチームで、我々すべてに素晴らしい感銘を与えました。あなたがたは、我々の頼りになる友人です。運命さえ許せぱ、またお会いできることを待ち望んでいます。

 楽しく旅行され、しかもご無事で帰国されたことを希望しています。アメリカ合衆国の思い出が、二ューヨークでご覧になったものではなく、ノースカロライナでの体験に基づいたものでありますように。ノースカロライナこそ、アメリカなのです。しかも、その最善の部分です!!

 パツト・バーフィールドは、お別れ晩餐会のあった、金曜日の夜、10時10分にウインストン・セーラムに帰ってきました。しかし、もちろんそれはちょっと遅すぎました。雨がジャジゃ降りの中を450マイルもドライブし、到着した時は疲れきっていました。彼は、マウント・エアリーから私に電話してきまして、みなさんに宣しく、とのことでした。

 わずか2、3日の差で当地の春の最も美しいさまを見過ごされるのは、とても残念です。今週になって、全てのものが一斉に花盛りになりました。とくに、ダグウッド(アメリカ花みずき)は、あなたがたが当地にいらっしやったころは、ほんのつぼみでしたが今や満開で、グリーンズボロとピードモント地方はまるで、お伽の国のように見えます。シゲオは5週間のあいだのビデオテープ撮影本数の世界新記録をつくったのではないでしょうか。仲間のロータリアンやその他の関係者も、(そのテープで)我々のことを見聞きして楽しまれることでしょう。あなたがた及びあなたがたのこれからなさることに、幸運をお祈りします。あなたがたは、生涯の経験をなさいました。決して忘れることのない経験です。

 ジョー・ゴースロップ