地区補助金(DSG)申請から報告まで

 

1.ロータリー財団地域セミナーハンドブック抜粋授与と受諾の条件、過去の地区補助金事例集を熟読し、計画中の人道的な社会奉仕プロジェクトに地区補助金が使用可能かどうか調べて下さい。

下半期にプロジェクト実施予定の場合も、早い時期の地区補助金審査会に申請書を提出し、地区補助金を確保されることをおすすめします。

 

2.地区補助金申請書(会長署名なし)をとりあえず作成し、申請書に記載したプロジェクトの合計使用金額の(ロータリークラブ宛ての)見積書と一緒に、ガバナー事務所にFAXまたはメールで送ってみて下さい。

☞ 申請書記入時のコツ

 ・ プロジェクト名は「どこで何を」を明確に簡潔に。(例:公園にベンチの寄贈)

 ・ 後に英訳されるため、固有名詞は避け、明確で簡潔な語彙、具体的な品名、文章でご記入下さい。

  (例:× いろは学園 → ○ 児童養護施設、× TX30V → ○ パソコン)

 ・ 特に資金提供以外のロータリアンが汗を流す活動を3つほど箇条書きにして下さい。

  (例:地域社会のニーズ調査を行った、施設、業者を訪問し打合せを行った、会場の準備・司会運

   営・安全管理、施設の清掃、この奉仕活動の地域新聞への広報を行った…など)

   その他、ロータリアンが汗を流す活動例については、授与と受諾の条件Uをお読み下さい。

 ・ ロータリアンは受益者にはなれません。よって「OO周年行事」等、誤解を招き得る表現はなるべく避

   けてください。もちろんロータリアンの参加費用や傷害保険料にも地区補助金は使用できません。

 ・ 年々条件が厳しくなっています。娯楽品、贅沢品、華美な装飾を施した品は、寄贈先がたとえ公共施

   設や恵まれない方の施設であっても補助金は使用できません。詳細は上記資料参照。

 ・ プロジェクトの広報を行う場合は「○○新聞」「○○市ニュースレター」と具体名を記して下さい。

 

 

3.地区人道的補助金委員会からのアドバイスを参考に申請書を修正し、ガバナー事務所にもう一度送信して下さい。

 

4.修正がOKであれば、清書した申請書にクラブ会長署名をもらい、プロジェクト合計額の見積書と一緒に(地区補助金審査会の少なくとも1週間前には)ガバナー事務所に提出する。

☞ 会長直筆署名は漢字(楷書は不可)、または英文筆記体でご記入下さい。

 

 

5.承認され、地区補助金を受け取った場合、プロジェクト終了後2ヶ月以内に最終報告書を補助金を利用した全ての項目の領収証(A4サイズに統一)、プロジェクトの内容をよく表わす写真とともにガバナー事務所に提出して下さい。なお提出した書類や写真のコピーは3年間クラブに保管することが義務付けられています。最終報告書は申請書を参考にして固有名詞は避け、明確で簡潔な語彙、具体的な品名、文章でご記入下さい。→記入例を見る また最終報告書は英訳され、アメリカのロータリー財団本部で地区補助金の使用と活動が授与と受諾の条件に準拠しているかどうか再審査されます。不適格なプロジェクトに地区補助金が使用されたと判断された場合、返金を要請されることもあります。→よく尋ねられる質問

 

◎ 最終報告書は補助金が適切に使用されたことを証明すること以外に、補助金が利用されたことで地域社会がどのような恩恵を受けたかという、補助金利用の効果を示すものだとお考え下さい。 マッチング・グラントの場合も同様です。