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ロータリーについて


ロータリーは、人道的な奉仕を行い、あらゆる職業において高度の道徳的水準を守ることを奨励し、かつ世界における親善と平和の確立に寄与することを目指した、事業及び専門職務に携わる指導者が世界的に結び合った団体です。

ロータリークラブの会員は地域社会の事業及専門職務の男性及び女性の代表者から成り立っています。世界中のロータリークラブは毎週会合します。政治、宗教とは無関係で、あらゆる文化、民族、信条に門戸を開いています。

ロータリーの主たる目的は地域社会、職場と世界中での奉仕です。ロータリアンは児童の危機、貧困、飢餓、環境、低識字率、暴力など現代の最も危機的な多くの問題に対応するための地域社会奉仕プロジェクトを開発しています。さらに教育の機会、学生、教師その他専門職務の人たちの国際交換留学、職業訓練、研修開発など新世代に対するプログラムを支援しています。

ロータリークラブは夫々、奉仕プログラムを自主的に策定していますが、地球上からのポリオ撲滅キャンペーンには世界中のロータリアンが一致団結して参加しています。世界中の子供に予防接種のためロータリアンは1980年代に既に2億4000万USドル募金しました。ロータリー創設100周年記念の2005年を世界中のポリオ撲滅宣言の目標として定めています。更にロータリーは世界中のポリオ感染諸国の全国一斉予防接種デーの実施支援のために多数のボランティア集団を動員しています。

国際ロータリーの「ロータリー財団」は非営利団体であり国際的な人道的奉仕プログラム及び教育的、文化的な国際交換プログラムを通じて国際理解を推進しています。この財団はロータリアン及びよりよき世界のビジョンを共有している人達の自発的な寄付金だけで支えられています。1947年の創設以来、財団は11億USドル以上の人道的、教育的補助金を拠出しました。これら補助金は全て現地のロータリークラブ及び地区が提唱したプロジェクトに対して拠出され実施されています。

ロータリーの理念

ロータリーは人道的な奉仕を行い、あらゆる職業において高度の道徳的水準を守ることを奨励し、かつ世界における親善と平和の確立に寄与することを目指した、事業および専門職務に 携わる指導者が世界的に結び合った団体である。
ロータリーの活動

4つの奉仕活動が中心です。

クラブ奉仕 会員相互の親睦を深め、和気あいあいとした協力体制を作ります。また、クラブ全体の運営・調和を図る役割もあります。

職業奉仕 すべてのロータリアンが各自職場での代表でありロータリーの理想の模範を示し、その理想を分かち合うように勧めることを目的とします。これを端的に表したのが有名な四つのテストです。
社会奉仕 地域社会の中でその社会が欲しているものを探しだし、そのニーズに対して適切な奉仕活動を行います。
国際奉仕 ロータリーが世界平和と各国間の理解のために力となっている分野です。
青少年留学生の派遣や受入、世界各地の災害援助など世界的な社会奉仕活動を行っています。
四つのテスト THE 4WEY TEST
言行はこれに照らしてから
1:真実かどうか
2:みんなに公平か
3:好意と友情を深めるか
4:みんなのためになるかどうか
 
Of the things we think, say or do
1:Is it the TRUTH?
2:Is it FAIR to all concerned?
3:Will it build GOODWILL and BETTER FRIENDSHIPS?
4:Will it be BENEFICIAL to all concerned?
 
 ロータリーの誕生
                   20世紀初頭のシカゴの街は、著しい社会経済の発展の陰で、商業道徳の欠如が目につくようになっていました。ちょうどそのころ、シカゴに事務所を構えていた青年弁護士ポール・ハリスは、この風潮に堪えかね、友人3人と語らって、お互いに信頼のできる公正な取引をし、仕事上の付き合いがそのまま親友関係にまで発展するような仲間を増やしたい、という趣旨でロータリークラブという会合を考えました。
 こうして1905年2月23日にロータリークラブの原点となるシカゴロータリークラブが誕生しました。
 ロータリーとは、会員が持ち回りで順番に、集会を各自の事務所で開いたことから名付けられました。
 それからは志を同じくするクラブが、つぎつぎ各地に生まれ、国境を越えて、今では世界166ヶ国の地域に広がり、クラブ数 32,176、会員総数 1,214,127人(2004年12月31日RI公式発表)に達しています。そして、これら世界中のクラブの連合体を国際ロータリーと称します。  
 このように、歴史的に見ても、ロータリーとは職業倫理を重んずる実業人、専門職業人の集まりなのです。その組織が地球の隅々にまで拡大するにつれて、ロータリーは世界に眼を開いて、幅広い奉仕活動を求められるようになり、現在は多方面にわたって多大の貢献をしています。

 日本のロータリー
 日本最初のロータリークラブは、1920(大正9)年10月20日に創立された東京ロータリークラブで、翌1921年4月1日に世界で855番目のクラブとして、国際ロータリーに加盟が承認されました。
その後、日本のロータリーは、第2次世界大戦の余波で1940年に国際ロータリーから脱退、しかし戦後1949年3月になって、再び復帰加盟します。
 その後の日本におけるロータリーの拡大発展は目覚しいものがあり、ロータリー財団への貢献も抜群で、今や国際ロータリーにおける日本の地位は不動のものになりました。現在、日本全体でのクラブ数は2,337クラブ、会員数は103,490人(2005年3月末現在)となっています。
 日本のロータリーの綱領
ロータリーの綱領は、有益な事業の基礎として奉仕の理想を鼓吹し、これを育成し、特に次の各項を鼓吹育成することにある。
1. 奉仕の機会として知り合いを広めること
2. 事業および専門職務の道徳的水準を高めること。あらゆる有用な業務は尊重されるべきであるという認識を深めること。そしてロータリアン各自が業務を通じて社会に奉仕するために、その業務を品位あらしめること
3. ロータリアンすべてが、その個人生活、事業生活および社会生活に常に奉仕の理想を適用すること
4. 奉仕の理想に結ばれた、事業と専門職務に携わる人の世界的親交によって、国際間の理解と親善と平和を推進すること