ガバナーメッセージ
ガバナー就任に際して

ガバナー・ノミニーの指名から、ガバナー・エレクトを経て7 月1日よりガバナーとなりました。
2011 〜 12 年度のカリヤン・バネジーR I 会長(発音通りの表記)のメインテーマは“ Reach Within to Embrace Humanity ” すなわち『こころの中を見つめよう博愛を広げるために』です。R I 会長はインド出身の会長であり、宗教的意味合いを強く感じます。

 
そこで、宗教的なお話しをさせていただきますと、博愛はキリスト教では無償の愛だと思います。儒教の教えでは仁です。皆様よくご存知の医は仁術なりの仁です。己に克つ、欲望を抑える、他に対するいたわりのある心となります。仏教ではこの博愛は慈悲ということです。利己心のない愛、利己心のない愛を仏教では「慈悲」と呼んでいます。
 
まさしくインド人の会長の方針には仏教が宿っているテーマだと思います。
また、RI会長は、国際ロータリーの長期計画として、次のとおり3つの優先項目を発表されました。
 

3 つの優先項目

  1.クラブのサポートと強化
  • クラブの刷新性と柔軟性を育てる
  • さまざまな奉仕活動に参加するよう奨励する
  • 会員の多様性を増進する
  • ダイナミックな新クラブを結成する
  • クラブと地区における長期計画の立案を奨励する
 
 2.人道的奉仕の重点化と増加
  • ポリオを撲滅する
  • 以下の分野における奉仕の継続性を高める
    • 新世代奉仕プログラム
    • ロータリー財団の6 つの重点分野
      1. 平和と紛争予防/紛争解決
      2. 疾病予防と治療
      3. 水と衛生設備
      4. 母子の健康
      5. 基本的教育と識字率の向上
      6. 経済と地域社会の発展 → グローバル補助金・新世代奉仕
  • 他団体との協力やつながりを深める
  • 地元と海外の地域社会で多大な成果をもたらすプロジェクトを創造する
 
 3.公共イメージと認知度の向上
  • イメージとブランド認知を調和させる
  • 行動を主体とした奉仕を推進する
  • 中核となる価値観を推進する
  • 職業奉仕を強調する
  • クラブにおけるネットワークづくりの機会、ならびに独自の主な活動について周知をはかるようクラブに奨励する

 

当地区の方針は『見直しをすすめ新たな第一歩を』とし、見直しをもう一歩進めることとし次の4つの強調事項を掲げます。

 

4 つの強調事項

 1.クラブのサポートと強化
  • リーダーを育成する
    入会間もない若い人達にロータリーを理解していただくため、入会歴も古く経験豊かなしっかりとしたリーダーを置くこととしました。メークアップの積極的な活用をお願いしたい。
  • ダイナミックな新クラブの結成
    モーニング例会をするような新クラブの結成やクラブ同士の合併を考えているところは、機会を捉えて例会時間の変更を考える等、若い人の入りやすい新クラブの結成を考えてほしい。
 2.地区での人道的奉仕の重点化と増加について

R I では2 億ドルチャレンジというポリオの撲滅運動が進められています。私の年度でこれを終結するということを目標としております。そ    の為には今年度の寄付目標は各クラブ1人当たり3,000円(内半分をポリオ広報に利用)のご寄付をお願いしようと思っておりますので、ご理解の程よろしくお願いします。

 3.公共イメージと認知度の向上
  • 公共イメージの向上
    来る7 月18 日にテレビ大阪特別番組の中に協賛の形でインドでのポリオワクチン接種活動が放    映されます。これによりポリオイメージとロータリーのイメージの向上を図りたいと考えています。
  • 職業体験事業
    中高生の若い方々にロータリアンの職場を知ってもらおうと考えています。現在、当地区では出前授業を行っていますが、今年度は中高生の職場体験事業、キャリア教育を考え、この活動を通じて若い人達の将来の目標達成に寄与したいと考えています。
 4.未来の夢計画(Future Vision Plan)

2013年より財団の仕組みが変更され、補助金制度の活動が少々限定されます。夢計画がスタートしますと手続きが簡素化され、地区の裁量権    がアップすることになり、煩わしさが減ってきます。すなわち、私達の奉仕の機会が広がり、 ロータリー財団が自分達の財団であるというロータリアンの自覚をさらに養うことが出来ます。

さらに、ロータリー活動を重点分野に集中させることで、補助金の効果を高めることが出来ます。 私達の年度はこの計画を十分に理解すべき1 年だと思っていますので、よろしくご理解下さい。

以上が2011−12年度に地区のテーマ『見直しをすすめ新たな第一歩を』を実施するための具体的な強調事項です。当地区会員の方々には、このテーマに沿った活動をお願いします。

 
 

東日本大震災の支援に向けての当地区の取組について

最後になりましたが、去る3 月11日に発生した東日本大震災は国難と言えます。当地区全会員の知恵と活動を震災支援に向けていただきたいと思ってい ます。WCS、MG、DDF、DSG等も全て(出来うる限り)震災支援にご活用できるように知恵を絞っていただきたい。 また、活動においては、地区でまとめて活動するのが良いのか、I M単位なのか、各クラブごとに考えていくのが良いのか等々を十二分に考えて活動をお願いしたい。

今回の震災の復興には長期間を要すると考えられ ることから、まずは、長期災害支援の為に(イ)地 区として(仮称)災害支援プロジェクトを立ち上げ て特化させ、(ロ)資金確保の為に出来るだけ多額 の募金を地区に集中させ優先順位をつけて支援活動 を行いたいと考えています。なお、資金の収支につ いては出来る限り2ヶ月に1回位の割で報告ができる よう努力します。今こそ、第2660地区のロータリア ン全員一致協力して“知恵”と“義援金”を準備して、被 災地の復興に力を注ぎたいと強く切望していますの で、是非とも皆様方の暖かいご支援を賜りますこと を強くお願いいたします。

今こそ、第2660地区のロータリア ン全員一致協力して“知恵”と“義援金”を準備して、被 災地の復興に力を注ぎたいと強く切望していますの で、是非とも皆様方の暖かいご支援を賜りますこと を強くお願いいたします。

 

見直しをすすめ新たな第一歩を!!

 
 
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RI会長のテーマと活動方針について
2011-12年度には、まず自分自身を見つめ直すこと、すなわち「こころの中を見つめよう、博愛を広げるために」のテーマを実践していただきたいというのが、ロータリアンの皆さまへの私からのお願いです。深く自己を省みることによって、人類が皆、同じ夢、同じ希望、同じ願望、同じ問題を分かち合っていることを、理解していただきたいのです。
誰であろうと、どこに住んでいようと、私たちはそれぞれ、同じように平和と充足を願い、充実した毎日を送りたいと望んでいます。
人に何かを与えようとするなら、まず自分自身にそれを与えることです。なぜなら、自らが抱く望みを理解せずして、人々の望みを理解することはできないからです。
 
全世界で平和について語る前に、まずは自分から始め、その後で外に目を向ける必要があります。心に平和を見出してこそ、家の中に平和をもたらし、家族に平和をもたらし、そして地域社会に平和をもたらすことができるのです。
同様に、全世界で平和を築こうとする前に、まず自分の家庭で平和を築き、全世界で友情と寛容の心を育もうとする前に、まず自分の周りの人々に対してそれを実践しなければなりません。
言い換えれば、心が平和であれば、家庭が平和になり、この平和をほかの人々と分かち合うことができるということです。愛する人、大切な人と一緒にいることに喜びと満足を感じるように、私たちは、他者を大切にすることができるのです。
 
自分が強くなれば、共に生きる人々や家族も強くなります。そして、強い家族を土台として、前進していくことができるのです。うちに強さを秘めた人々が協力すれば、人類にもより良く奉仕することができます。これこそ、私たちがロータリーで行っていることです。
 
次年度には、ロータリーの奉仕において3つの強調事項に力を注いでいきたいと思います。第一に、強い家族を築くこと、第二に、私たちが一番得意とすることを継続していくこと、最後に、変える必要があることは変えるということです。
年度の第一の強調事項は、「家族」です。万事は家族から始まります。私たちが行う奉仕すべて、また世界で成し遂げたいと望むことすべての出発点は、家族にあります。そして、あらゆる家族の中心を成しているのが、母と子です。ここから始めてこそ、人々の生活や地域社会全体を通じて、世界をより良くしていくことができるのです。
 

第二の強調事項は、「継続」です。私たちが得意とすることは何かを知り、それを継続しながら次のレベルへと高めていくことです。私たちは皆、ロータリーの奉仕で成功を収めてきました。
これらの成功を土台に、今後もさらに多くの人々に手を差し伸べていくことができるでしょう。
ですから、きれいで安全な水の提供、疾病の予防、識字力の普及、新世代のための活動や新世代との協力、平和への努力といった活動を、これからも続けていかなければなりません。

 
同時に、改善できること、変えるべきことがあることを、私たちは知っています。こうした事実を勇気をもって見据え、変えるべきことは何かを見定め、必要な変化をもたらしていくために行動していかなければなりません。
 
マハトマ・ガンジーはかつて次のように述べました。「世界の変化を望むなら、あなた自身がその変化にならなければならない」。
ロータリーにおいては、私たちは、友情と親善を分かち合い、あらゆる人々の真の価値を見極めるために、倫理的に、誠実に生きようと努力しています。ロータリアンは並みのことには満足しません。
なぜならロータリーは非凡な組織であり、ロータリアンは類まれな人々だからです。
私たちが自分自身を高めることによって、世界を高めようと取り組むのは、このためなのです。

私たちは皆、ロータリーを通じて世界を変えたいと望んでいます。ロータリアンとなる理由は、まさにこれに尽きるのではないでしょうか。
幸せと健康と平和にあふれた世界をつくることができる、過去よりも明るい未来を築くことができると、私たちは信じています。理想主義者である私たちは、ロータリーの奉仕を通じてこの理想を実現しているのです。

 
2011-12年度の第三の強調事項を「変化」としたのは、このためです。世界に望んでいる変化に、まず私たち自身がなることです。平和を望むなら、家庭に、地域社会に、自分自身の生活に平和をもたらすことから始めるのです。
ポリオやほかの病気を世界からなくし、環境破壊に歯止めをかけ、子どもの死亡率を減らし、識字率を高め、飢えを減らしたいと望むなら、自分自身がこの変化の担い手とならなければなりません。
それには、まず自分の中にこそ変化を起こすことの必要性を認識しなければならないのです。
 
「こころの中を見つめよう、博愛を広げるために」。平和、調和、そして友情の精神の中で変化をもたらし、すべての人々のために、さらに喜びある世界を築いていこうではありませんか。
 

カルヤン・バネルジー

 
 
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