(a)会員の増強
地区の役割として、まず取り組まなければならないことは、優先項目(1)の具体策としてゲイリー・ホァン氏が申された会員の増強であります。
ロータリーは組織である以上、適正な増強は必要であります。具体的には、すべてのクラブで純増1名を実現していただきたいと思います。
すべてのクラブでであります。純増1名を実現できれば、必ず、純増2名、3名を実現できます。そのために、すべての活動を会員の増強につなげていただきたいと思っています。
特に志の高い方々にロータリー活動の素晴らしさを伝えて下さい。
(b)IMの活用
IMは近隣のクラブの皆様と親睦を深める貴重な行事です。また自由度の高い行事であります。
ホストクラブの皆様の思いを、このIMを通じて、近隣のクラブの皆様に伝えていただきたいのです。RI戦略計画の中で「中核となる価値観」として提示されている、親睦、高潔性、多様性、奉仕、リーダーシップを基本的な指針としていただきたく思います。
(c)エンドポリオへの協力
ポリオはあと少しで撲滅できるところまで来ました。しかし、今、気を許しますと元の木阿弥になってしまいます。より一層のご協力をお願いいたします。
(d)寄付目標の達成
米山記念奨学会へ一人当たり3万円(普通寄付5,000円、特別寄付25,000円)、ロータリー財団への年次寄付一人当たり150USD、エンドポリオに一人当たり50USDをお願いいたします。
(e)東日本大震災復興支援の継続
東日本への復興支援を風化することなく、継続をお願いいたします。地区の災害支援基金の募金は終結いたし、補助金も残り少なくなりましたが、クラブ単位で復興支援をお願いいたします。地区としては、情報の受発信を積極的に行います。
(f)南海トラフ地震への対策
南海トラフ地震への対策を検討することをお願いします。恐怖心を煽るのではなく、冷静に情報を収集して、状況を把握し、現時点でどのような備えが必要かを検討していただきたく思います。
(g)クラブ危機管理の検討
クラブの様々な危機管理に対する対処をご検討ください。地区では、危機管理委員会において具体的な検討段階に入っております。お問い合わせは事務局までお願いいたします。
(h)規定審議会への提案
次年度は、2016年に行われます規定審議会への提案の年度であります。
手続き要覧等、諸規定に変更、追加を要望される場合は、クラブ単位で2014年10月末日までにご提案をお願いいたします。
詳細は地区事務局までお問い合わせ願います。
(i)ロータリーデーの実施
ゲイリー・ホァン氏が優先項目(3)の具体策として挙げられたように、ロータリーの認知度向上のために、クラブ単位で「ロータリーデー」を実施して下さい。
地域の市民祭りなどに積極的に参加し、ロータリーの認知度の向上を計ってください。具体的には、とりたてて新たに企画するのではなく、従来の行事を「ロータリーデー」として外部に対してPRしていただければと思います。
例えば、市民祭り、区民祭りに参加される場合、ロータリーの活動である事をPRしていただければよいのです。
ロータリー旗をかかげるとか、ロータリーのジャンバーを着るとか、要はロータリーが奉仕活動をしているというPRをしていただきたいということです。
「ロータリーデー」として地域の方を例会にご招待するのも方法です。卓話を地域の方々にお願いするのもいいでしょう。
特に商工会議所の関係者、警察署、消防署の方々に卓話をお願いするのも方法ではないでしょうか。
外部の人をお呼びすることは出席率の向上のキッカケになるのかもしれません。
また、会員の推薦する地域の方々を表彰するのも方法でありましょう。要は、いろいろな形で外部の方々と連携を深めていただき、認知度の向上を計っていただければと思っております。
「ロータリーデー」につきましては、RI会長推奨事業として、「地区としても実施したい」と思っておりますので、積極的にご協力をお願いいたします。
(j)地域への奉仕、地域の活性化
地域への奉仕、地域の活性化のために、クラブ単位でフォーラム、炉辺会議等を実施して会員の英知を集めて下さい。
そして具体的に、地域に対して奉仕活動を行い、地域の方々と交流を計ってください。
結果として、ロータリーの認知度が向上し、会員の増強が達成されることが考えられます。
せっかく色々と特色のあるクラブが揃っている訳ですので、そのクラブに合った方法で奉仕活動をしていただきたいと思います。
クラブの特色を活かしていただければ、地区全体として様々な形の幅広い奉仕活動が実現できます。
会員の皆様が輝いてこそのロータリーであります。ロータリーは会員であるあなたのためにあるのです。
奉仕を行うことが親睦を深めることにつながることを、数多く経験してきました。
クラブの活性化は、「いかにやりがいのある奉仕活動をするか」に尽きるのではないでしょうか。
- 楽しいロータリー
- 待ちどおしいロータリー
- わくわくするロータリー
をめざして皆様と共にがんばりましょう。
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