地区委員会活動

2009〜2010年度 国際ロータリー第2660地区委員会活動

地区財務委員会
委員会組織表
活動方針
  1. 地区会計の仕組みと予算編成の考え方
    • 地区会計の仕組みは、次の会計単位に区分されています。
      (1)一般会計は、@地区運営資金とA地区活動資金に区分経理されています。又、(2)特別会計は、@地区大会資金A米山奨学生活動資金B世界社会奉仕基金CRI規定審議会派遣積立金Dロータリー研究会準備基金の5項目に区分され、管理されています。その他(3)地区基金(4)地区大会会計(5)地区協議会会計が設けられています。
      なお、地区大会会計、地区協議会会計及びロータリー研究会準備基金は地区予算とは切り離されて別途管理されます。
    • この仕組みを前提に、収支の予算編成が行われているわけですが、その基本方針は従来のものを踏襲しています。具体的には、会員数の減少の中、地区予算の緊縮化を継続し、地区財政の支出予算削減を行い、その健全化を図る一方、地区の果たすべき役割の視点から地区活動の効率化を指向しました。
  2. 会員数及び会員の基礎(収入予算の基本方針)
    1. 会員数については、2010年7月1日現在で、3,750名と推定しています。
      (推定根拠)
      前年度は過去の減少率から3,8%に設定され、現実に則していました。本年度の景気はまだまだ好転せず、各企業にゆとりが見られないので、本年度も3,8%減少で3750名と推定しました。
      ’09 12月 3897×(1−0,038)≒3749人
    2. 会員一人当たりの負担額を前年並みで維持します。
      収入総額=@22,000円×3,750人=82,500千円
    3. これを前年と同様の人頭配分割に基づき、次の三つの資金に配分します。
      資金の区分 人頭配分割   会員数 収入予算額
      地区運営資金 @9,500円 × 3,750人 = 35,625千円
      地区活動資金 @7,500円 × 3,750人 = 28,125千円
      地区大会資金 @5,000円 × 3,750人 = 18,750千円
  3. 各会計単位の支出予算の基本方針
    1. 一般会計
      1. 地区運営資金
        地区運営資金はガバナー事務所全体に係る一般管理費です。ガバナー事務所経費は事務局から予算見積を提出して頂き、前年実績支出額を参考にしつつ、予算査定致しました。その結果、2.で述べました通り、地区運営資金の1人当たり負担金9,500円を前年に引き続き据え置いたものの、会員数の基礎数を3,750人とした為、地区運営資金の赤字幅が3,525千円となりました。
      2. 地区活動資金
        地区活動資金は各委員会に係る活動費です。予算構成に当たりましては、支出の部であらかじめ、すべての次期地区委員長予定者に前年事業予算額から2割削減の協力要請をして、その上で、ガバナーエレクト、次期代表幹事、次期財務委員長等と面談を行い、事業計画についてヒアリングを行い、あらためて予算削減の協力と理解に努めました。収入の部では、2.で述べました通り、一人当たり負担金7,500円を前年に引き続き据え置いたものの、会員数の基礎数を3,750人としたこと、又、前年度は活動資金よりロータリー研究会準備基金へ1,000千円を拠出しましたが、本年度は無くなり地区基金から5,000千円を取り崩すことになりましたので、地区活動資金として500千円の赤字となります。
    2. 特別会計
      1. 地区大会資金
        1人当り負担金は5,000円に据え置いていますが、大会運営費として、今年度は、各クラブに全員登録をお願いし、別途、登録料(1人当り5,000円)の負担をお願いしています。前年度の繰越金は本年度の地区大会予算に充当されます。ホストクラブは、別途、地区大会予算を策定し、(4)の地区大会会計として管理して、決算について財務委員会の監査を受けるものとしています。
      2. 米山奨学生活動資金
        本部からの支援金を、地区米山奨学委員会の決定に基づき配分します。
      3. 世界社会奉仕基金
        個別のクラブがWCS活動を実施せず、地区で実施するWCS活動に参加する場合において、その収支を取り扱う特別会計です。後日、参加クラブ確定後、担当委員会と協議のうえ、具体的に決定致します。
      4. RI規定審議会派遣積立金
        3年に一度開催されるRI規定審議会への派遣費用の積立金です。地区活動資金から、年400千円を積立てます。
      5. ロータリー研究会準備基金
        ロータリー研究会は’10 〜’11年度と’11 〜’12年度の2回、当地区で開催されることになりましたので、前年度の準備基金1,000千円に地区基金を取崩した5,000千円を加えて6,000千円でロータリー研究会を当地区で行います。
    3. 地区基金
      地区の財政基盤の安定確保のため、固定化してきた繰越金20,000千円から上記の通りロータリー研究会準備基金に5,000千円取崩したので、15,000千円となりました。尚、取崩しは諮問委員会に諮ることとされています。
    4. 地区大会会計
      別途の会計単位として、地区大会の収支を取扱います。
    5. 地区協議会会計
      前年度の方針にならい、クラブ規模により登録料を2つに区分し、会員数30名以上のクラブは120千円、会員数29人以下のクラブは100千円を徴収します。地区運営資金の予算上、地区協議会予算からの剰余金の戻入れは雑収入予算には計上しておりません。地区協議会会計も地区大会会計と同様に、別途の会計単位として取り扱われます。ホストクラブが、別途、地区協議会予算を策定し、管理して、決算について財務委員会の監査を受けるものとしています。
  4. 繰越金の使用について
    • 繰越金の残高(’08 〜’09年度の確定金額、’09 〜’10年度の未確定)は次の通りです。
      地区運営資金 26,190千円
      地区活動資金 28,988千円
    • 今回の予算編成においても、単年度赤字を回避することは出来ず、各クラブ及び会員の負担増を回避するためには、繰越金の一部を取崩す必要があります。
    • 具体的には、3.(1)及び(2)で述べました様に、本年度予算におきまして、会員数の基礎数3,750人とした為、地区運営資金の赤字幅が3,525千円となり、また、地区活動資金の赤字幅は、前年度1,000千円拠出したロータリー研究会準備基金が本年度地区基金より5,000千円の取崩しになりましたので、500千円と減額になりました。その結果、運営、活動、地区基金を併せた赤字総額は9,025千円となっております。
活動計画
  1. 緊縮予算の継続と財政基盤の安定化
  2. あるべき地区機能のあり方からみた地区活動の効率化・合理化
  3. 地区会計の明瞭性の確保
  4. 会員数の減少に対応した地区会計(特に地区運営資金と地区活動資金の人頭配分割)のあり方の検討
以上のことを踏まえ、地区会計の予算執行の進捗状況を監視し、健全性及び透明性に努めてまいります。
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